DAZN ファクトシート vol.4 -2020 年におけるユーザー視聴動向及び施策の振り返り-

※画像は2020年12月制作

スポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」は、定期的に視聴データやプロダクト関連の情報を「DAZN ファクトシート」として配信していますが、第4弾では2020年における各競技の視聴動向や、配信コンテンツ、ビジネス面でのアップデートをお届けします。

【ファクトシート vol.4 トピック】
 ●ユーザー一人当たりの平均視聴時間は過去最長の年間80時間を記録
 ●ライブ以外のコンテンツ視聴ランキングでは、トップ10のうち半数以上が、2020年に配信開始をしたDAZNオリジナルコンテンツである『YABECCHI STADIUM』、『Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME』
 ●スポーツを通じた「Diversity, Equity, Inclusion(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)」への取り組みを展開・継続

未だ世界中で厳しい状況が続きますが、「ライブスポーツが一番観られる」DAZNでは多くのファンにスポーツコンテンツをお楽しみいただけるよう、またNo.1のスポーツエンターテインメントメディアとなるべくライブ配信以外のオリジナルコンテンツの制作にも力を入れ、サービスの強化と充実を図ってまいります。

昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けスポーツ界も未曾有の事態を経験しましたが、DAZNではオリジナルコンテンツの制作・配信にもさらに注力し、多くのスポーツコンテンツをお届けできるよう尽力してまいりました。その結果ユーザー一人当たりの平均視聴時間は過去最長を記録し、また各競技の視聴層(※特定のコンテンツを一定時間視聴しているユーザーの数)も成長をみせました。各スポーツ再開のタイミングでは多くのスポーツファンのみなさまにライブスポーツを視聴いただき、DAZNグループ(グローバル)全体における2020年下半期のストリーミング時間は2019年下半期と比べて40%増加するなど、DAZNとしてのビジネスも回復し、成長を続けています。さらに昨年は幅広い外部パートナーと協業することでタッチポイントを増やし、よりお手軽にDAZNをご利用いただけるようになりました。また、スポーツを軸にしたDEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)の促進に関わる活動も社内外にて取り組みました。

■ユーザー一人当たりの平均視聴時間数の変化
2020年のユーザー一人当たりの平均視聴時間は年間80時間となり、昨年比で約1.1倍、過去最長となりました。コロナ禍でライブスポーツがない間もオリジナルコンテンツを数多く配信し、またスポーツ再開時にはライブスポーツを待ちわびたファンの方々が各競技を視聴したことから、より長い時間DAZNでスポーツコンテンツに触れていただいたことがうかがえます。

■2020年 DAZN Japan視聴ランキング
2020年の視聴数ランキングでは、ラ・リーガ サンタンデールから「クラシコ」が最も視聴された試合となりました。明治安田生命Jリーグにおいてはアンドレス・イニエスタ選手(ヴィッセル神戸)と三浦知良選手(横浜FC)の対決が期待された2020シーズン開幕戦のヴィッセル神戸 vs 横浜FCの試合が2位にランクイン。プロ野球では阪神タイガースvs読売ジャイアンツの伝統の一戦、また海外サッカーにおいては独占配信しているプレミアリーグの人気の高さがうかがえる結果となりました。

■2020年 DAZN Japan ライブ以外のコンテンツ 視聴ランキング
2020年11月29日(日)から配信を開始した、毎週フレッシュなJリーグの最新情報をお届けする『YABECCHI STADIUM』が、2020年最も視聴されたオリジナルコンテンツとなりました。また、昨年惜しまれながらも現役引退を発表した中村憲剛氏の怪我からの復活に追った密着ドキュメンタリー『RESTART:中村憲剛 帰還までの301日』や、ライブスポーツの配信が限られる中で予定よりも時期を早めて配信した国民的サッカーアニメ『キャプテン翼』の第一話が上位にランクイン。内田篤人氏が独自の視点から海外サッカーを斬る『Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME』も多くの方に視聴いただいている結果となり、トップ10のうち半数以上が、2020年に配信開始をしたDAZNオリジナルコンテンツとなりました。

★オリジナルコンテンツの強化
DAZNでは、スポーツをより多角的に楽しんでいただくためにライブ以外のコンテンツ配信にも注力してきました。読売ジャイアンツとは、パートナーシップを通して通常では見ることができないシーンにカメラが密着したドキュメンタリーシリーズを2年連続で配信。モータースポーツにおいては、F2で活躍を見せ、2021年シーズンでは7年ぶり日本人F1™ドライバーとなる角田裕毅選手のインタビューコンテンツを配信。またグローバルで展開している世界で活躍するスポーツ選手に焦点を当てたドキュメンタリーシリーズ『The Making Of』では、2輪ロードレースの最高峰MotoGPにスポットを当てました。サッカーにおいては、『YABECCHI STADIUM』や『Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME』のほか、ゴールシーンだけを集めたレギュラーコンテンツ等も配信しており、試合がない日も常にDAZNで新しいコンテンツを視聴いただけるよう取り組んでいます。2021年もオリジナルコンテンツの制作・配信に引き続き注力し、一週間を通して何回でもDAZNをお楽しみいただけるよう努めてまいります。

★コロナ禍における取り組み
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、2020年上半期はライブスポーツをお届けできない日々が続きました。その中で、少しでも多くのスポーツコンテンツをお届けしようとDAZNはオリジナルコンテンツの制作・配信に力を入れ、また外部のステークホルダーともコラボレーションを進めてきました。プロ野球ではオープン戦の一部をDAZN YouTubeにて無料配信、また公式戦に替わって開催された無観客練習試合をライブ配信しました。JリーグではTwitterのファン投票キャンペーンを通して過去の人気コンテンツを再配信、そしてアニメ『キャプテン翼』は予定していた配信時期を早め、幅広い層にも楽しんでいただける番組提供を試みました。過去の名勝負に新たに実況・解説をつけた『Re-LIVE』や、アスリートに密着したドキュメンタリー『A day in the life』など各競技でコンテンツを配信、東京都が行った「いのちを守る STAY HOME週間」にも賛同し、それに貢献できるよう努めました。

■競技別視聴動向
<明治安田生命Jリーグ>

2020年の合計ライブ視聴数は2019年に比べて118%となり、コロナ禍においてより多くの方が明治安田生命J リーグの試合をリアルタイムで視聴したという結果が出ました。ヤマハ株式会社の「リモート応援システム」とのコラボレーションなど、”新しいスポーツの観戦様式”も関係各所と一丸となり提案してきました。その結果、昨年は30クラブで過去最多視聴数を更新しました(J1:10クラブ、J2:7クラブ、J3:13クラブ)。6月後半に配信した『Jリーグプレビューショー』は同コンテンツで過去最高の視聴数を記録し、再開を楽しみにするJリーグファンの様子が反映された結果となりました。また、昨年末より配信開始した矢部浩之氏がメインMCを務める『YABECCHI STADIUM』も好評を博しています。

<プロ野球>
1試合あたりの最大視聴数が2019年に比べて185%(約2倍)となりました。また、6月19日に延期された、開幕戦の平均視聴数が2019年に比べて155%と大きな伸びを見せました。球団別のファンベースでは、読売ジャイアンツ・阪神タイガースがトップ2を誇る一方、昨年1年で東京ヤクルトスワローズのファンベースが193%となり、権利再獲得によりファンが戻ってきたことが推測されます。

<海外サッカー>
Jリーグ、プロ野球に次いで3番目にファンベースが大きく、視聴ランキングからも見てとれるようにコロナ禍においても関心の高いスポーツであることがうかがえました。DAZNの利便性を生かし見逃し配信やハイライトで視聴しているユーザーが多く、また他競技と比べて視聴ユーザーの平均年齢が若い傾向にあります。海外で活躍する日本人選手を詳しく取り上げる内田篤人氏の冠番組『Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME』も毎週高い視聴数を記録しています。

<モータースポーツ>
2020年7月3日〜5日にシーズン開幕戦のオーストリアGPが開催されましたが、2019年に比べると予選からの視聴数が高い結果となりました。開幕後はほぼ毎週レースが行われ、視聴数では開幕後2週連続で過去最高を記録しました。また、F1™関連のコンテンツは他のスポーツに比べて一人当たりの視聴時間が長く、コアファンの多さがうかがえます。F2では角田裕毅選手の活躍も影響し各レースの視聴数が2019年比で約2倍となり、F1™に昇格した今シーズンも期待が高まる結果となりました。

*視聴数は、ライブ+キャッチアップ(見逃し配信)+ハイライトの集計となります。
*ファンベースは、一ユーザーの直近の視聴動向から、一番多く試合を見ている競技・球団で属性を定めるものです。

■DAZN Japanにおける使用デバイスの特徴
各デバイスによる視聴動向に関して、全体平均ではモバイルとリビングルーム(スマートテレビ、Amazon Fire TV StickやGoogle Chromecastなどを通したテレビでの視聴)がそれぞれ1/3の割合を占めました。プロ野球、欧州サッカーはモバイルから視聴するユーザーが多く、一方Jリーグはリビングルームのデバイスを通して視聴しているユーザーが多い結果となりました。
Jリーグについては、リモートマッチや入場制限が実施された中、よりスタジアムに近い観戦スタイルとして、大画面で見られるリビングルームの視聴が多いと推察されます。また、同じ競技でも欧州サッカーについては、キックオフ時間が深夜である試合が多く、翌朝などで気軽にチェックができるモバイルでの視聴が多いことが考えられます。

<全体平均>

<競技別視聴デバイス>

※リビングルーム/モバイル = 両デバイスを同じ割合で使用したユーザー

■主なビジネスアップデート
2020年はパートナーシップが拡大した一年となりました。Jリーグとの新たな放映権モデルによる2028年までの契約延長はもとより、商業施設利用契約サービスの開始、一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟との提携ほか、12月には5Gにおけるよりスポーツを身近に楽しめる環境作りのため動画視聴体験の拡張に向けてKDDI株式会社とのパートナーシップをスタート。また、大手コンビニチェーンのファミリーマートに加え、新たにローソンでも「DAZNプリペイドカード」の購入が可能になりました。さらに「DAZN年間プラン」もお選びいただけるようになり、利用料の支払いオプションが一層広がりました。
グローバルにおいては、世界をリードしていくスポーツメディアとしてさらに規模を拡大するべく、新たに200以上の国と地域でサービスを開始いたしました。

<新たなパートナーシップ>
・Jリーグと既存の10年間のパートナーシップを2028年まで2年延長
・KDDI株式会社5G対応スマートフォン向け3カ月間無料提供を実施
・「商業施設利用契約サービス」を正式にスタート

※画像は2020年12月制作

<新たな会員登録及び支払い方法>
・DAZNプリペイドカード(ローソンでの販売を開始)
・DAZN年間視聴パス(価格改訂)
・J:COM、一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟加盟局との連携を開始)
・キャリア決済(KDDI株式会社、ソフトバンク株式会社との取り組みを開始)(株式会社NTTドコモは2021年2月より開始)
・DAZN年間プラン(月毎の支払いオプションに加えて年間支払いのオプションを追加)

■スポーツを通じた社会課題への取り組み
2020年は「Diversity, Equity, Inclusion(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)」の取り組みを企業として本格的に展開をスタートいたしました。

2020年3月8日「国際女性デー」では、「DAZN Women In Sports プロジェクト」と題し、スポーツ界で活躍する女性にエールを送るべく”文化の街 渋谷”を拠点として、スポーツで輝くすべての女性に向けたメッセージを発信しました。競技の垣根を越えた80名以上の女性アスリートの方々に賛同いただき、SNSやブログを通じて女性のエンパワーメントやジェンダー平等に関する情報発信に協力いただきました。11月には、渋谷を舞台に多種多様なステークホルダーがその垣根を超えてさまざまな社会問題と向き合う「SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA 2020」に参加し、『スポーツとDEIの今とこれから』をテーマに、スポーツがどのように世界の多様性や平等性に取り組んでいけるのかを深くディスカッションしました。DAZNは、グローバルレベルにおいてスポーツ界をリードしていく存在となれるよう、往来のメディアの枠に留まらず、全ての人がフェアに活躍できる場を作っていくためにスポーツが持つ力を通してサポートの意思を発信していきます。DAZNでは2021年もDEIへの取り組みを継続して向き合っていくべき重要なテーマと位置づけ、社内外において注力していく予定です。

※「SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA(ソーシャルイノベーションウィーク渋谷)2020」
アーカイブ動画、レポート

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